ハローワークで生活保護手続き可能に。
以下読売新聞より引用。
菅国家戦略相は11日、テレビ朝日の番組で、緊急雇用対策の一環として、職業あっせん、 住居の確保、生活保護の手続きなど、複数の制度申請をハローワークで行えるようにする 「ワンストップサービス」を導入することを表明した。
戦略相は「国の政策としてやるために準備を進めている」と明言、 当面は県庁所在地や政令指定都市で実施する方向だ。
また、「研修や実習を受けた人が介護施設でそのまま正職員として働けるようにすることも考えている」とも述べた。
引用終わり。
私は菅直人氏は嫌いですけど、この政策は良いと思います。
これが実現すれば、
失業して生活に困っている人がハローワークに行けば、まず今までの経歴からできる仕事がないか探してもらえ、それがない場合は慢性的に人手不足の介護職の訓練を受け就職口を紹介、病気や障害で何の仕事もできない人は生活保護受給、という流れになって、どんな人でもフローチャートのどこかにひっかかり、とりあえず生活が保障されるということでしょう?
今までのような、ハローワークと市役所で生活困窮者のたらい回しが行われなくなりますよね。
どこかが責任をもって生活困窮者の面倒を見るようにした方がいいと思うのです。
付け加えるなら、生活保護を申請する際の扶養照会もやめた方がいいと思うんですよね。
扶養照会とは何かと言うと、生活保護を申請すると、扶養義務のある親族に「あなたの親族の●●が生活保護を申請していますけど、援助できませんか?」という用紙が送られてくるのですよ。それに収入や経済状況、所得証明など記入して送り返さなくてはならない。
つまり生活保護を申請したことが、親族に知れ渡ってしまうのです。
送られた親族の方も、援助するにしろしないにしろ、どっちにしても嫌な気分になるし、仲が悪くなること必定なわけです。
また30代、40代の若い失業者の場合、この扶養照会がネックになって生活保護申請をためらうことも多いそうです。恥ずかしいし、両親兄弟に迷惑はかけられないと思うんでしょうね。結果としてホームレスに転落していってしまう。
私の叔母は以前生活保護を受けていて、私の母にこの扶養照会が数年に一回送られてきて来ていたのです。そのたびに私の両親はとても困っていました。援助してあげたいが、うちにも余裕がなかったからです。
叔母も電話で申し訳なさそうに、「援助はできないって書いて送り返してね;;」と言っていたそうです。
安易な生活保護拡大は勤労意欲を失わせるという意見もあるかと思います。
そういう面は確かにあるでしょう。働いたら負けというモラルハザードが広がれば、国家は破綻してしまう。
だからセーフティネットの充実と同時に、働いたらそれだけ見返りのある社会・税制にしなければならないと思うのです。
生活保護受ければとりあえず生活はできるけど、健康な人は働いた方がずーっとオトクという社会・税制にするべきと思う。
民主党の政策はこれが全然ない。民間で働いて納税している人のモチベーションを上げるものがない。
また、雇用を増やすための経済活性化政策が全然ない。
今の失業者が約360万人だそうです。
ざっと計算してみて、生活保護で月10万円を全員に支給したとすると、年間4.3兆円必要になります。
失業者の中には失業保険を受けている人もいるでしょうし、資産がある人もいるでしょうから、実際には4.3兆円より少ない予算で済むでしょう。
子供手当ての必要予算が年間5.3兆円です。
子供手当ては止めるか減額して、生活保護を受給しやすくした方が良いと私は思います。
