プレイステーション2用のアドベンチャーゲーム、「12RIVEN」をクリアしました。
もともとKIDにて「ever17」、「Remember11」の後継作として開発されていたそうですが、KIDの倒産により、サイバーフロントに継承され完成にこぎつけたそうです。
話の根幹に大胆なSF設定があるのはever17やRemember11と同じ。
二つの世界が絡み合いながら、謎が解かれていくというストーリー構成も前2作と似ていました。
しかしストーリーに今一つ緊張感がなく、最初の事件が起こってからしばらくは特に話のテンポが悪いため、あまり物語に引き込まれません。
登場人物のマイナや三嶋鳴海が時折話す科学や哲学の知識が興味を引くくらいです。
「Remember11」はアマゾンの評価など見ると、かなり評判悪いのですが、私はこの3作の中では群を抜いて熱中してプレイできました。
刺される直前に「飛んだ」りして、「えぇ、そこで飛ぶのかよ! 帰ってきたらどうなってるんだ?」という感じで不安感と緊張感が常に刺激され、早く続きを読みたいという原動力になっていたのです。
「ever17」はラストの衝撃もさることながら、茜ヶ崎空さんという、いまだに深く心に残るキャラクターと会うことができました。
そしてこの「12RIVEN」。
ストーリー構成の妙もキャラクターの魅力も、いま一つという感じなんです。。。
そして明かされる謎の世界の種明かしも、「どうしてその理屈でそういうことが可能になるの?」という感じで腑に落ちません。。。
ただ「識閾下」は「自我」より常に先の世界を体験している、という着眼点は非常に面白いと思いました。
■■■以下ネタバレ注意■■■
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納得できない(よくわからない)ことはいくつかあるのですが、2つだけ。
①多くの人々が同じ「A世界」を共有しているのはどうしてなのか?
「A世界」とは自我が識閾下から乖離することで生じる、個人の内的世界であって、いわば夢の一種でしょう?
どうして錬丸もミュウも遊々もマイナもその他も、全員同じ夢の世界を共有しているのでしょうか。。。
少なくとも「現世界」において、彼ら全員が何らかの手段で繋がっていないと無理なのでは?
ディビジョンを見る→自我が脳内で乖離→彼らの頭にデバイスを装着→「A世界」を構築しているサーバーコンピュータにつなぐ→共通仮想空間「A世界」に自我がログイン
というように、「マトリックス」のようなことをしているなら納得できるんですが。
②「A世界」で自我が行動したことが、「現世界」に反映されるのはなぜ?
これを疑問に思っちゃうと、この物語が成り立たなくなるのですけど、どうしても理解できないw
①と同じことなんですけど、結局「A世界」というのは、ディビジョンを見るまでに蓄積された情報から構築された脳内シミュレーションなわけでしょう? 遅れて入ってくる識閾下の情報からある程度補正されるかもしれませんが。。。
いずれにしろ、脳内世界である「A世界」で自我が何をしようと、「現世界」の事実が変わることはないと思うのです。
コデックスの刺激により自我が「現世界」に戻ってきたときは、いわば夢から覚めたときと同じなわけで、修正されるのは自我の認識の方じゃないんですかね?
うーん。。。
私、根本的なことがわかってないのかもという不安がよぎるw